北川博文のNY市況
4日NY市場は、7日の雇用統計発表を控えたなか、アトランタ地区連銀総裁が9月利上げを先延ばしするには米国経済が大幅に悪化する必要があるとの見解を示したと米紙が報じたことから、米連邦準備理事会(FRB)が9月利上げに踏み切るとの観測が再燃し、債券市場では国債が売られ利回りは上昇した。
為替相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定の投票権を持つ、アトランタ連銀総裁の発言でドルが上昇した。中国経済の悪化から資源価格が下落するなか資源国通貨も売られ、ドルはカナダドルに対し2004年8月以来の高値水準となった。
株式相場は、利上げ観測が広がり相場の上値を圧迫する中、中国経済の減速とiPhoneの売れ行きに対する懐疑的な見方からアップルへの売りが膨らんだことも影響し続落した。
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