沙羅の投資家育成プロジェクト~リストラからFXへの道~
沙羅の投資家育成プロジェクト~リストラからFXへの道~
バブルが崩壊し、証券会社に勧められて買った株式が暴落し、不動産会社の斡旋で銀行ローンを組んで買った投資用マンション価格が暴落し、一般投資家は瀕死の状態となった。不動産神話が崩れ、含み資産を多く抱える生命保険会社までもが経営危機に陥った。会社は、株式を店頭市場に公開したのはいいが、経営は苦しくなり始めた。私は人事部長から再び営業に戻り、営業本部長として現場で指揮を執った。しかし、社会全体に以前のような元気がなかった。相次いだノンバンクや銀行倒産、金融機関の吸収合併で社会全体に、お金が回らなくなっていた。銀行の貸し渋りの始まりだ。営業全体にテクニカルの指導を行っても聞いてくれる投資家が極端に減ってしまっていた。株式公開企業として一般投資家の株主が大勢いた。3ヶ月毎の業績の開示は針のむしろだった。リストラを急がないと会社が持たない。支店の統廃合を進めながら新規事業を模索した。そんな時、1人の取締役から外国為替証拠金取引の事業計画案が提出された。
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