米住宅ローン金利上昇で株価反落
北川博文の相場独り言
夜間取引の市況は、米住宅ローン金利が上昇するなか、11月の米中古住宅販売仮契約指数が前月比で低下したことを受けて、NY株式市場の不動産株セクターが売られて市場環境を悪化させ、素材やエネルギー株も売られてダウ平均株価は、2万ドル大台を目前に反落した。
日経225先物は、ドル高から1万9485円まで上昇したが、米株価が反落してドルが売られると後半に値を下げて1万9320円で終えた。
今年の取引も残り2日となり、年内の日経平均株価2万円大台突破は厳しくなった。空売り比率の高水準でも分かるように国内投資家は、日本株上昇に対して懐疑的な見方をしていることから、2万円の壁が厚いとなると弱気が出て売り圧力が増す。買うのは海外投資家になることから、売りが強くなればなるほど2万円突破してからの上げが強くなる。テクニカルチャートの逆張りオシレーターで押目を観察し、安値を拾うとよいだろう。
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