米GDP3.9%増に上方修正
北川博文のNY市況
25日NY市場は、前日に米連邦準備制度理事会(FRB)イエレン議長が依然として年内利上げを想定していると発言したことやこの日、商務省が発表した4‾6月期の実質GDP(国内総生産)確定値が季節調整済み年換算で前期比3.9%増と、改定値から上方修正されたことを受けて債券市場では、国債価格が下落し利回りが上昇した。
為替市場は、前日のFRBイエレン議長の発言でドル買いが優勢となるなか、朝方発表された第2四半期の米GDP確定値を受けてドルが主要通貨に対して上昇した。
株式市場は、FRBイエレン議長が最近の世界経済や金融市場の混乱がFRBの政策に大きな影響を与えるとは思っていないと指摘したことを受けて上昇して始まった。しかし対ユーロでドルが軟化すると売り圧力が強まり、S&P・ナスダックともにマイナス圏で取引を終え、ダウ工業株30種平均も値を削り16,314ドルの113ドル高で引けた。
この記事へのコメントはこちら