米経済指標軟調で上昇一服感

 


北川博文の相場独り言

夜間取引の市況は、米国の卸売物価指数と鉱工業生産がともに予想より弱く、インフレ期待を背景に続いていた米国債売りが一服し、指標となる10年債利回りが2.222%に低下した。そのためドルの上値が抑えられ、ドル円相場はほぼ横ばいとなった。NY市場の株価は、金利の上昇とインフレ高進のバランスを見極めたいとの思惑から、前日まで堅調だった金融株が売られ、一方でハイテク株は買われナスダック総合指数は続伸した。

日経225先物は、ドル円相場が10975銭まで上昇したことから買われ、一時17950円まで上伸したが、為替が円高に振れると反転し17810円まで上げ幅を縮小した。

本日の東京市場は、日米の金利差縮小から円高となり、利益確定の売りが出やすく軟調に推移すると思われるので、押目を見極めて安値は拾いたい。

下はNYダウの日足チャートだが、ストキャス%Dが90%を超えて下げ気味になっていることから移動平均線トップラインまでの押目がありそう。来週明けまで様子見となる。

NYダウ・日足チャート

 

 


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