FOMC議事要旨公表
北川博文のNY市況
8日NY市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)がこの日に公表した、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で「利上げ開始が正当化できる状態に近いと確認したものの、世界経済の減速が米景気の回復軌道を逸脱させることがないことを確認するまで利上げを待つべきだ」と判断していたことから、年内利上げ観測が後退し、債券市場の国債価格は下落して利回りは上昇した。
為替市場は、FOMC議事録公表を受けてFRBの利上げ時期が来年にずれ込むとの見方が広がり、主要通貨に対するドル指数は、約3週間ぶりの安値水準に下落した。
株式市場は、FOMC議事要旨公表に対して反応薄だったが、原油価格が3カ月ぶりの高値をつけるとエネルギー株が買われ、終盤に近づくにつれて上昇した。ダウ工業株30種平均は、17,050.75ドルで138.46高で引けた。
金相場は、前日まで4営業日続伸していたことから、利益確定の売りが先行し、この日は中国勢が連休から市場に戻ってきたことも売り圧力となった。しかし為替市場で対ユーロでのドル安がドル建て金の割安感につながり下値は限定的だった。
原油相場は、ロシアがシリアへの軍事介入を拡大していることから、中東地域の地政学的リスクの高まりにより原油供給に混乱が生じるのではないかとの警戒感が強まり反発した。また景気減速懸念がいわれる中国株が上伸したことも買いを後押しした。
サラトレードシステム独り言
昨日は、金に決済シグナルが点灯して、高値から52円下での決済となった。
利益が剥がれての決済はトレンドフォローテクニカルの宿命ですね。
もったいないと過ぎたことを振り返らないでください。
次に進んで淡々とトレードしましょう。
NY市場は、原油が3ヵ月ぶりの高値をつけて、東京ガソリンも1000超の上昇。
白金も57円高と利益が100円幅になっている。
ガソリン、白金ともに大きなリバウンドが期待できそうだ。
この記事へのコメントはこちら