国際通貨基金が成長予測を下方修正

 


北川博文のNY市況

6NY市場は、国際通貨基金(IMF)がコモディティー(商品)価格の低迷や中国経済の減速を理由に、今年の世界成長率予想を3.1%とし、7月時点から0.2%下方修正したことから、世界経済の悪化懸念が再燃し、安全資産への需要がたかまり、債券市場の国債価格が上昇した。

為替相場は、朝方発表された8月の米貿易収支赤字が大幅増となったことから、年内利上げ観測が後退してドルが主要通貨に対して下落した。一方、ドル円相場は、本日の日銀金融政策決定会合発表を前に重たく推移した。

株式市場は、企業決定シーズンを控えての警戒感から売り買い交錯し、ダウ工業株30種平均は、原油価格の上昇もありエネルギー関連株が買われプラス圏内で取引を終えた。

金相場は、最近の米経済指標の弱さから年内の米利上げ観測が後退し、ドルが売られてドル建て取引の割安感からの買いで上昇した。また週末にロシアの戦闘機がトルコの領空を侵犯したことに伴い、国際政治の緊張が高まっていることも買いを誘った。

原油相場は、この日米エネルギー情報局(EIA)が月報で、9月の生産量が前月から減少し、今後2016年半ばにかけて国内原油生産が減少するとの見通しを発表したこたから、供給過剰の一因となっている米国の生産量が減少するとの思惑から、終日にわたって上昇基調となった。 またこの日、石油輸出国機構(OPEC)のバドリ事務局長は、加盟、非加盟に関係なく産油国は世界の過剰供給を削減するため、協調すべきだと語ったことから、世界的な供給過剰問題が解決に向かうのではないかとの期待感も後押しした。

 

サラトレードシステム独り言

昨日、ガソリンに買シグナルが点灯し、本日のNY市場は急騰しています。

金・白金も上昇し商品市況全体の潮目が変わり、これまでの下落に対するリバウンドに入ったようです。

買シグナルは見落とさないよう願います。

 

勝手に独り言

日銀金融政策決定会合の結果発表が正午にあります。 

株式、為替相場は急変が考えられますのでご注意を。

 


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