米債券利回り急上昇・ドル高株高必至

 


北川博文の相場独り言

夜間取引の市況は、OPECによる減産合意を受けてロシアが産油量引き下げ方針を表明、他のOPEC非加盟国も減産合意に歩調を合わせるとの期待から原油価格が上昇したことを受けて、NY証券市場でエネルギー株が買われ、米国債利回りの上昇で金融株にも買いが入りダウ工業株は最高値を更新した。ただ、為替市場で米雇用統計発表を警戒しての利益確定からドルが売られ、ドル円相場が一時114円を割り込む円高となり、日経225先物は18400円近辺まで大きく反落した。

先物は、昨日の東京市場の午後から弱気が台頭して売り圧力が強まり、NY時間の円高で一段安となっている。東京市場の昨日の空売り比率は36.1%で米大統領選の下落時の42.9%から改善されているが依然高水準にある。海外投資家の買い越し、空売り比率の高さといった内部要因は、強い上昇を示唆している。米国債利回りが急上昇していることから、ドル円相場は来週にも115円を突破する動きになる可能性大である。

 

米国債10年債利回り・月足チャート

 


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