日銀金融緩和見送り報道で円高

 


北川博文の相場独り言

夜間取引の市況は、日銀が今月末の金融政策決定会合で追加金融緩和を見送るとの一部観測報道をきっかけに欧州時間に入って円買い・ドル売りの動きが活発化し、NY時間のドル円相場は10317銭まで買い進まれた。その後、FRBが発表した地区連銀景況報告が景気見通しについても前向きだったことでドルが幾分買い戻され103円半ばで推移している。

日経225先物は、円高にもかかわらず、米国株高に支えられて17000円を挟んだレンジ圏での動きとなっており、東京市場の日中取引も似たような展開となろう。ただ、今日は欧州中央銀行定例理事会が開催され、NY時間には米失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業指数などの経済指標発表があり、さらに米大統領選の第3回テレビ討論会も予定されていることから市場へのインパクトを与える可能性があるので目が離せない。

 


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