中国貿易統計悪化で世界的な株安

 


北川博文の相場独り言

夜間取引の市況は、中国の貿易統計で9月の輸出が前年同月比10%減と市場予想(3%減)から大幅に落ち込 み、同国の景気回復が依然として勢いを欠いていることが露呈し、このことを背景にした世界的な株価の下落から安全資産とされる米国債の投資妙味が高まり、指標となる米10年債利回りは、1.746%と前日の1.778%から低下した。米国債利回りが低下したことで日米金利差が縮小し、ドル円相場は円高に振れ日経225先物は、一時16650円まで下落したが、その後原油価格が反発したことで米株価が戻りを強めると下げ幅を縮めた。 昨日から夜間のマーケットは、日本時間11時過ぎに発表さた中国貿易統計に翻弄され、レンジ圏を上放れするかに思えたドル円相場、日本株に再び保合い相場を強いることになるのか、今晩零時を回った午前2時30分に予定されているFRBイエレン議長の発言に注目が集まる。

 


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