ドイツ銀行和解に向けて合意なるか?

 


北川博文の相場独り言

前週末の夜間取引は、ドイツ銀行がモーゲージ担保証券の不正販売問題をめぐり、米司法省から最大140億ドルの支払いを求められていた問題で、大幅減額の54億ドルで和解する方向で合意に近付いているとの報道を受けて、ドイツ銀行株は欧州市場で約6%高となり、米株価も上昇したことからリスク選好が強まり、円を売ってドルを買い戻す動きが活発化し、円相場は101円台前半に下落した。これらを背景に日経225先物は、16,320円の安値から徐々に値を上げ16,580円で引けた。

週明けの東京株式市場は、米国債の利回りが上昇したことから日米金利差が拡大して円安ドル高に向かうことが予想され、欧米市場の流れを受けて強含みで推移しそうだ。

週末発表された米経済指標は堅調で、今週7日の雇用統計によっては、連邦準備理事会による12月の利上げが確実となり、日米金利差は拡大傾向に向かうことが予想される。長いレンジ圏からの上放れを期待したい。

ドル円・日足チャート

 


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